無月経症、月経痛、月経困難症
ホルモンバランスの乱れによるお悩み。今回は、無月経症、月経痛、月経困難症について、症状を克服する方法をお伝えしています。
お悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
目次
- ○ 無月経とは?
- ・原発性無月経
- ・続発性無月経
- ・病院での治療法
- ○ 月経痛、月経困難症とは?
- ・機能性月経困難症
- ・器質性月経困難症
- ○ 病院ではどう治す?
- ○ 当院のアプローチ方法「頭の骨、背骨、骨盤の歪み」を整えます。
- ○ 自律神経を整え、ホルモンバランスを整えるには脳脊髄液(CSF)の流れをみていきます
- ○ 「無月経、月経困難症」にお悩みの方へ
無月経とは?
妊娠中や授乳中ではないのに、3ヶ月以上月経がない状態を無月経と言います。
「原発性無月経」と「続発性無月経」に大きく分けられます。
原発性無月経
原発性無月経
18歳を過ぎても初経がない場合を原発性無月経と言い、染色体の異常、子宮や卵巣の先天的な異常、男性ホルモンの過剰分泌といったことが原因に挙げられます。
続発性無月経
月経があったのに止まってしまった場合を続発性無月経と言い、その多くが視床下部の機能障害によって起こる(視床下部性無月経)です。
ホルモン分泌を促す、視床下部に障害を引き起こす大きな要因として、
失恋や受験、
生活環境の変化といった精神的なストレスによる、心因性無月経
ダイエットから起こる無月経、体重減少性無月経
また、過度な運動や過労も無月経の要因となることがあります。
病院での治療法
西洋医学では、原発性無月経の場合、手術や排卵誘発剤の投与などを行います。染色体異常など、原因によっては排卵を起こすことができないケースもあり、その場合は老化や骨粗しょう症等を防ぐために女性ホルモンを補充する治療が必要です。
続発性無月経には、
・エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌は維持されているが、黄体ホルモンの分泌が不足している(第一度無月経)
・エストロゲン(卵胞ホルモン)も分泌不足になっている(第ニ度無月経)
に分けられます。それぞれ不足しているホルモンを投与する治療を行います。
ストレスやダイエットが原因と考えられる場合は、そのストレスや体重減少を解消することが重要です。早期なら、それだけで月経が始まるケースもあります。
無月経の期間が長くなると、卵巣の機能が戻りにくくなります。また、無月経によりエストロゲンが不足すると、肌や骨にも悪影響を及ぼします。
月経痛、月経困難症とは?
思春期では、子宮が一生懸命血液を送り出そうとするために生じる痛み子宮の発達が未熟であったり、子宮頚管が狭かったりすると痛みがひどくなります。
成熟期ではホルモンのアンバランスが原因として考えられます。子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もあります。
月経困難症の主な症状
下腹部の強い痛み、重苦しい、腰痛、頭痛、吐き気、むくみ、眠気、不眠、イライラ、憂うつ
月経中に日常の生活に支障が出るような強い症状がある場合を月経困難症とされます。
月経困難症は
「機能性月経困難笑」と「器質性月経困難症」の2つに大きく分けられます。
機能性月経困難症
特に体には異常がないのに体質などによって症状が起こるものが機能性月経困難症です。
子宮を収縮させる働きのある生理活性物質(プロスタグランディン)の分泌量が多いことが月経痛を起こす原因の1つ。また、若い時に子宮や卵巣の未成熟、子宮けい管が細長く狭いといったことも原因となります。その他冷え性で血行が悪いことや、ストレスといった精神的なことも症状を重くします
器質性月経困難症
子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因となって症状が起こるものを器質性月経困難症といいます。月経痛の痛みが急に強くなったり、だんだん痛みが増す。鎮痛薬を3から4日も飲まないといられなかったりといった場合には器質性月経困難症であることが疑われます。
病院ではどう治す?
西洋医学では、痛みを和らげるには鎮痛薬を用います。痛みがあまり強くならないうちに飲む方が効果的です。漢方薬や低用量ピルが処方されることもあります。
カイロで腰回りを温めたり、足湯やストレッチなどを使って行って血行を良くすることも症状を抑えるのに効果があります。
生活習慣の乱れはホルモンバランスも乱すため、規則正しい生活を心がけることも大切です。
月経困難症も、タバコを吸う人ほど起こりやすいことがわかっています。またこの治療のために低用量ピルを使用しなくても喫煙習慣のある人では副作用の危険を伴います。月経前症候群や月経困難症の症状が辛いのに喫煙しているならまず禁煙を試してみましょう。
当院のアプローチ方法「頭の骨、背骨、骨盤の歪み」を整えます。
当院では自律神経を整え、ホルモンバランスを整えていきます。そのために「NSTクラニアル療法」と言う頭蓋骨矯正特殊技術と「NST内蔵テクニック」、カイロプラクティックの「モーションパルペーション」というテクニックを使用し自律神経を整えていきます。
頭蓋骨から首の骨動きが悪く、背中も硬く、骨盤も動きが悪い、なおかつ頭蓋骨全体のズレも見られることがしばしばあります。
(頭の骨の動きが悪かったり、背骨骨や骨盤のズレがあると体調不良になるの?)と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、脳脊髄液(CSF)の循環が停滞してしまうのです。
この脳脊髄液(CSF)とは、脳を守る液体で、脊髄を満たす髄液のことで、脳、脊髄、骨盤の間を循環しています。簡単に言ってしまえば、神経が正常に働くように環境を整えるための役割を果たしています。
ですが頭蓋骨の動きが悪かったり、背骨や骨盤にズレがあることで、この脳脊髄液(CSF)の循環が悪くなり、自律神が乱れ、ホルモンバランスが乱れ症状が誘発または悪化してしまうのです。
自律神経を整え、ホルモンバランスを整えるには脳脊髄液(CSF)の流れをみていきます
先述したように、自律神経が乱れるのは、脳脊髄液(CSS)の停滞)によるものです。
この停滞を促してあげるには、頭部の歪みを改善させ、背骨、骨盤の動きを正常化させる必要があります。
そのためには「クラニアル、内臓テクニック」「カイロプラクティックモーションパルペーション」という手技検査療法が必要です。
これは頭の骨に軽く触れる程度の施術なので、人によっては何をされているかわからないと言う方もいらっしゃいます。
「クラニアル、内臓テクニック」「カイロプラクティックモーションパルペーション」により、脳脊髄液(CSF)の滞りを正常化させ循環を良くし、自律神経が整い、「自然治癒力」が発揮され体の様々な不調が解消されるようになります。
ただし、何年にもわたり積み重なった脳脊髄液(CSF)の滞りはやっと正常化させても元の状態に戻そうとする体の仕組みが働いてしまうため、段階を踏んで回数と期間をかけながら元に戻らない体にしていきます。
「無月経、月経困難症」にお悩みの方へ
今まで何をしても良くならずお悩みの方へ。
別の視点からから見ることで今まで見えてこなかった体の不調を見つけ出すことができます。
病院の検査では現れないような、微細な異常が体に大きな影響を及ぼしていることがほとんどです。
当院に来院される方も、今までよくならずに苦しんでいたから、最初は「本当に良くなるの?」と疑問に思われる方もいますが、
今まで見てこなかった、別の視点(自律神経を整える)から見ることで、あなたのお悩みの解決に役立たせていただきたいと思います。
院長 茅原秀光